消防団活動の実態 経験者が詳しく解説!

消防団活動

消防団というものをご存知でしょうか?「ハヤブサ消防団」というドラマでイメージを掴まれている方もいるかもしれません。都会に住まれている方はそのような活動自体に参加するという機会すらないと思われます。しかし、田舎になるほど消防団活動が重要視される傾向があるように感じます。私自身は消防団に10年程所属しており、消防団活動の良い所も悪い所もたくさん経験しております。おそらくあと10年くらいは辞められそうにありません😭そんな私が感じている消防団とは「何なのか」を説明させて頂きます。

消防団とは

一言で言いますと「地元を守る組織」です。災害時に地元民を守るなくてはならない組織で、入団する事により、地域に貢献ができます。活動は基本的には「ボランティア」ですが、活動に報酬が発生する為、入団したからには活動に参加する事が半強制的に駆り出されます。田舎では入団が強制となっている所も未だにあり、入団しないと村八分にされるという恐ろしい一面があります😨

消防団の年間活動

活動月イベント活動の詳細
1月出初式分列行進のパレードです。
2月
3月
4月春季訓練・操法大会に向けた訓練消防で使用する機械器具を用いた操作技術を競う大会です。
5月操法大会に向けた訓練・操法大会操法大会は毎年5月末の日曜日に開催されます。
6月
7月
8月花火の警備・防災訓練地元の花火大会の警備と地区の方々に防災時の対応を講習します。
9月
10月秋季訓練基本的な消防の規律を消防署から教わります。
11月
12月夜警不審者がいないか、消防車でパトロールします。

消防団活動の良い所と悪い所

良い所悪い所
他業種の方と知り合えるプライベートの時間が減る
地元で顔が広くなる過剰な訓練に付き合わされる可能性がある
災害発生時の対応の知識が身に付く災害時は他人を第一に考えて行動しなければならない
消防団独自の割引サービスが受けられる事もある古い価値観に縛られることもある
操法大会の訓練を通して体力がつく操法大会に向けた訓練内容に無駄が多い
活動費や退職金がもらえる幽霊団員にも活動費が支給され、無駄な税金が発生している
地元の美味しい料理屋に詳しくなれる地元の祭り等のイベントごとに駆り出されることがある
地元民の情報が入りやすくなる為、情報通になれる人員不足の為、一度入団すると消防団を辞められない
新しい出会いがあり、友達が増えるかもしれない人間関係に悩まされる可能性がある

消防団の将来性

現状のままのやり方を続けるのは非常に厳しい状況だと言わざるをえません。消防団員は年々確実に減少傾向にあります。そこには少子化の影響も大きいですが、昔と現在の【価値観】の違いもあると個人的は思います。消防団活動自体にストレスを抱える方々が増えてきているのかもしれません。しかし、そうした状況を改善しようとしている地域もあります。これから消防団がどのように変わっていくのか、今後の展開は興味深い所ではあります。

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まとめ

消防団は「ボランティア活動」です。周りがやっているから私もやらなくてはいけないという気持ちで入団すると非常に後悔する事になると思います。活動をしていて理不尽に感じることや辛いことはありますが、それ以上に「やりがい」があり、同世代の仲間と楽しく活動できる事は、本当にかけがえのない経験だと日々感じて活動に取り組んでいます。少しでも興味がありましたら、活動地域は異なりますが、同じ消防団仲間として一緒に活動を楽しみましょう!

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